SCA検定
『サービス・ケア・アテンダント』はどんな資格なの?
少子高齢社会の到来や、お身体の不自由な方々の社会進出をサポートするためにユニバーサルデザインによるハード面での環境を整える動きがある中で、あらゆる接客・サービス業(流通、小売、金融、公共機関など)では、そうした方々に接する機会が増えてきています。
資格名『サービス・ケア・アテンダント』は一般社団法人公開経営指導協会(本部・東京都中央区銀座)が試験実施・運営をする資格です。2002年度から実施されているこの資格の総資格取得者数は12,058名(2023年4月現在)にのぼっています。資格取得者は全国のサービス機関でユニバーサルサービスの先駆者として活躍しています。
この『サービス・ケア・アテンダント』はノーマライゼーション社会におけるユニバーサルサービスの考え方を基に、サービスを提供するあらゆる場面において、お年寄りやお身体の不自由な方々にとどまらず困っている全ての方々へのサービスに主眼をおいています。つまり、単なる介助技術だけではなく、コミュニケーションの手法から人的対応能力に重点を置き、マインド(お客様・ご利用者への気づきと配慮)とスキルを融合し従来の顧客満足から、さらにサービス品質のレベルアップを図るものです。
SCA検定受験フロー
事前学習例
通信教育
- 一般受講料(21,450円)
- 特別受講料(18,150円)
- 受講期間(3ヶ月)
- 3課題
- 修了者は筆記試験1科目免除
検定試験
実践演習+筆記試験
- 受験料(29,700円)
- 2日間(計12時間)
- 1回につき定員20名程度での運営
- カリキュラムは下記参照
資格取得
試験概要
2日間にわたる指定カリキュラムの講義・実技講習・筆記試験を受講・受験する 認定修了の形式です。
カリキュラム内容などは変更される場合もあります。試験前にご確認ください。
通信教育修了者は、筆記試験の一部科目免除制度があります。
社内検定としてご導入の場合、実施方法・カリキュラム内容などご相談下さい。
一般受験料
29,700円(税込、筆記試験受験料・認定料も含みます)
通信教育「ユニバーサルサービス講座」をご受講いただいた場合の価格です。筆記試験は当協会が販売している「サービス・ケア・アテンダント検定試験対応 ユニバーサルサービス講座テキスト」(DVD付 6,600円)に準拠した内容が出題されます。通信教育講座を学習していない方は、指定テキストを用いた事前学習が必要です。
実施項目
1.ノーマライゼーション社会におけるユニバーサルサービスの必要性
ノーマライゼーション社会の理解
ユニバーサルサービスの概念と実践方法
ユニバーサルサービスを接客に活用するにあたっての大前提とは
2.ユニバーサル接客とは
基本的な接客対応から応用事例まで
お客様とのコミュニケーションの手法
3.車いすを利用しているお客様の理解と対応方法
車いすの基本操作訓練、操作のポイント
店舗・施設をイメージしたコースでの車いす操作実践演習
階段、段差等における車いすを利用しているお客様への対応方法
4.耳の不自由なお客様の理解と対応方法
聴覚障害についての理解
耳の不自由なお客様とのコミュニケーションの取り方
5.目の不自由なお客様の理解と対応方法
聴覚障害についての理解
ガイドヘルプサービスの実践演習
補助犬についての知識と理解、身体障害者補助犬法
6.高齢のお客様の理解と対応方法
少子高齢社会の知識と身体面、精神面の理解
高齢者との接し方、介助の心構え
高齢者疑似体験
7.これからのノーマライゼーション社会について
サービス・ケア・アテンダントの役割、グループディスカッション・ロールプレイ
人的対応能力に基づいたユニバーサルサービス
8.筆記試験(正誤・選択・穴埋式、各科目50問、全科目平均60%以上が認定基準)
公共福祉概論(通信教育、受験対策講座修了者は免除)
アテンド技術論
ユニバーサルサービス総論
小論文作成(800字程度、「ユニバーサルサービス」に関するテーマ)
修了認定者
(一社)公開経営指導協会認定 「サービス・ケア・アテンダント」資格付与。
資格認定者へは、有効期間3年間の認定証書・認定書カード・ステッカーを発行します。
資格の更新には指定通信教育または更新講習会を受講していただきます。
更新料(6,600円)
更新料(6,600円)